新着情報とお知らせ
ET技術を活用した、ホルスタイン牧場から黒毛和種牧場へ全面転換に成功した事例を紹介します。
今回紹介するのは鹿児島県種子島「拓牧」です。
受精卵を活用する前の経営状況
搾乳牛160頭 和牛・F1♀0頭
の使用形態で全面的に和牛に転換したいと依頼があり受精卵を活用した和牛への転換を実施し始めた
2014年
搾乳牛130頭 和牛2頭
外部機関より受精卵40本購入・和牛2頭導入
ET産子5頭分娩
2015年
搾乳牛130頭 F1♀7頭・和牛15頭 和牛AI産子5頭・ET産子40頭
外部機関より受精卵50本 ・自社採卵202本で移植を実施
2016年
搾乳牛130頭 F1♀25頭・和牛47頭 和牛AI産子14頭・ET産子46頭
自社採卵受精卵160本で移植を実施
2017年
搾乳牛90頭・F1♀35頭・和牛65頭 受精卵124本(購入受精卵18本・自社ドナーから採卵106本)で移植を実施
2018年
搾乳牛を3月から5月にかけて60頭出荷(熊本マザーズ)
19年末にはF1♀42頭・和牛95頭に飼育状況が徐々に転換されていった
また、子牛分娩状況も和牛AI産子(48頭)ET産子(48頭)計96頭でした
2019年
家族で人工授精の免許所得・自社ドナーを本土に預託採卵
F1♀39頭・和牛108頭に転換、和牛AI産子70頭・ET産子50頭計120頭でした
2020年
家族で受精卵移植師の免許を所得
F1♀34頭・和牛121頭に転換、和牛AI産子85頭・ET産子50頭計135頭でした
2021年
F1♀20頭・和牛120頭 和牛AI産子100頭・ET産子37頭計137頭でした
現在和牛分娩間隔356日 和牛平均種付け回数1.7回
*8年かけて総数676個の受精卵を利用し優良血統牛120頭の改良に成功しET産子も321頭出荷できました。
今後和牛300頭を目指しさらなる飛躍をしていくと思います。
11月 有)チームトドロキA.R.R本格的に種子島を拠点に採卵開始
拓牧を含む種子島管内6農場(ホルスタイン2農場含む)
13頭採卵224個受精卵回収130個正常卵 53頭に新鮮受精卵移植